1月19日、蔵王温泉スキー場は好天に恵まれて大勢のスキーヤー・ボーダー・観光客で賑わいました。コロナ禍の制限も緩和され、活気に満ちた楽しみを感じました。1月13日の快晴時には樹氷も標準以上に成長していましたが、14日前後の高温と小雨によって樹氷は小さめになってしまいました。これからまた寒波が入ってくるとまた見事な樹氷が形成されます。
2月に入ると樹氷祭りも盛大に行われます。樹氷ナイトクルージング、松明滑走や冬のHANABIなどの催しが盛り沢山準備されています。
中央高原のブナ林の森は、樹木に着雪した雪の塊が雨によって落ちました。これからの放射冷却後の晴間は世界一の“霧氷原の煌めき”です。ぜひご鑑賞ください。
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![]() ナイターを楽しむ子供たち |
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霧氷は放射冷却状に冷えた翌朝が狙いどころです。降雪が多い初冬季は樹木の枝や梢に多く着雪するために、細く繊細な霧氷ができません。樹木に付着した雪の塊が解け始めるのは、小正月の後が目安となります。樹木の幹に漂着する結晶の模様も霧氷の美しさを助長してくれます。
「楽しい!楽しい!ナイターは初めてだー!」と燥いでる家族がいました。日中と違って夜の灯りが幻想的です。水銀灯の雪灯りとオレンジ色に照らされた雪景色、そのゲレンデを滑る初体験に感激が高まっていました。
【ナイター営業】
2月26日頃まで毎日営業、3月3日~4日・10日~11日営業 ※雪の状況によって変更有
営業時間:17:00~20:50頃まで
料金2,600円 ※宿泊者や県内方々の割引有
静かな雪の森を歩いていると、カモシカ・ウサギ・狐・オコジョなどにお目に掛かることがあります。森の梢を見上げると、ムクドリ・ツグミ・ウソなどを見かけます。たわわに実るナナカマドの実には渡り鳥の大群が押し寄せ、一朝にして啄まれます。