蔵王の街並みにようやく賑わいが戻ってきました。宿泊や湯治、観光やトレッキング等と県内外の方々の行き交いを多く見かけるようになりました。
真夏の蔵王風物詩はなんといっても“高山植物の女王”と言われているコマクサです。7月に入ると刈田岳駐車場レストハウス付近から咲き始め、7月いっぱいは主峰熊野岳まで咲き誇っていきます。6月16日の山の状況は、今年は雨期が早く涼しい状況が続いたため遅れている様でした。湿原イロハ沼や御田の神湿原は咲かない年に当たっているせいか、寂しい開花状況の様でした。
蔵王では露天風呂が数箇所にあって賑わっています。その内の1つ、蔵王大露天風呂では7月からナイターで入湯を楽しめます。毎週土曜日を中心に(お盆を含む)18:30~21:00までです。灯りはランタンが主で、1個のランタンを好きな所に置いて夜の温泉を楽しむ事が出来ます。
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![]() 樹氷橋通行できません |
タテヤマリンドウは、蔵王の湿原ではイロハ沼湿原でしか見ることができません。花弁の直径はおおよそ1cm、草丈10cm~12cmと小さく、白と青のグラデーションに特徴があります。雪解けが始まるといち早く咲き始める開花期間の長い植物です。
ハクサンチドリは、北陸の白山で発見され、花が千鳥の飛ぶ姿が似ていることから和名となりました。本種では、ランの仲間では最も美しい花です。開花分布も広く高原地帯から山頂付近まで咲き、登山道の両側には埋め尽くすように咲き誇っているところもあります。
ウラジロヨウラク・ハクサンシャクナゲ・イワカガミ・ムシトリスミレ・ホタルイ・イソツツジ他、沢山の花が咲き始めています。
蔵王バスターミナルから中央ロープウェイ・蔵王ロープウェイ方面へは、橋工事のため通行できません。迂回路にご注意ください。