9月24日、蔵王地蔵尊秋季例大祭が執り行われました。悪天候のため屋内での神事でした。
台風接近や天候不順のために山に向かう機会が少ない状況でしたが、秋分の日からの3連休最終日である日曜日は好天に恵まれました。マイカーや観光で来られた方は夏山リフトに乗ってお釜観賞、登山者やトレッキング、大勢の人々で賑わっていました。秋分の日あたりからは蔵王の紅葉がスタートします。十月中旬頃には蔵王三宝荒神山の紅葉、楓や紅サラサドウタンの紅色とハイマツ緑のコントラストが見事です。10月下旬頃には中央高原の黄葉もまた素晴らしい。11月中旬頃までのおおよそ50日間くらい楽しめます。
お釜付近から外輪山の眺望は飯豊連峰・朝日連峰・月山が雲海の上にくっきりと聳える、最近では見られない風景でした。
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蔵王エコーライン駐車場から夏山リフトに乗ってお釜に向かう観光客。暖かく天候の安定した日は、周りの風景や足元の高山植物の眺め、爽やかな涼風がたまりません。帰りは正面に高く聳える雲上の朝日連峰や飯豊連峰、そして月山や鳥海山を眺めながらの下山です。
湿原に咲くオヤマリンドウ。蔵王地蔵山東斜面の登山道の畔湿原に咲き誇ります。標高を下ればイロハ沼湿原があり、株たちが大きいリンドウは見応えがあります。写真のオヤマリンドウは刈田駐車場を500m程下ると御田ノ神湿原があります。夏に咲き誇ったキンコウカの草黄葉のグラデーションが一凛のリンドウの花を鮮やかに引き立てて輝いていました。
地蔵山頂駅北東に小高い山、三宝荒神山があります。標高約1,400mの登りやすい山です。頂上まではおおよそ20~30分、ナナカマド・カエデ類・ミネザクラ・その他の色とりどりの鮮やかな色合いに、ハイマツの濃い緑色のコントラストが素晴らしいです。