4月、高山植物が休眠から芽吹き始める季節となりました。蔵王の山裾には多くの雪も残っています。雪の解けた隙間から芽を出し始めるフキノトウ、ショウジョバカマ、そしてミズバショウなどが早々に咲き始めます。
この時だからこそ大きく息を吸いながら歩いてみましょう。この季節はまだまだ寒い日々が続きますが、残雪の山道ではザクザクザク霜柱を踏む足音が心地良いものです。新緑を楽しむにはまだ早いようですが、白い花タムシバやムラサキヤシオツツジなどが咲き始めます。雪は多く残っていても、ミズバショウなどは時期がくると咲き忘れる事もなく、雪を割るように咲き誇っていきます。
※上記写真:エコーライン開き(2021.4.23撮影)
![]() ミズバショウ |
![]() オオヤマザクラ |
![]() ショウジョバカマ |
蔵王温泉街南側の鴫の谷地湖畔にミズバショウが咲き誇ります。4月29日祝日頃には見頃を迎えます。今年のように雪の多い年でも時を忘れずに咲きます。一周1.5km程の遊歩道も完備され、キクザキイチリンソウなども咲いています。
写真のオオヤマザクラ上方には温泉街が広がっています。
蔵王温泉バス停のすぐ上、徒歩4~5分、1km程の遊歩道も整備されています。オオヤマザクラが綺麗に咲き、湖畔と蔵王連峰の山並みが絶景です。グリーン色が美しく、見栄えする場所です。
雪明けが始まりますと、いち早く咲き始めます。群生は見られませんが、咲き始めの草丈は10cm程で、実(種)が実る頃になると1.5mm位に伸びて遠くにタネを蒔き散らす習性を持ちます。