5月24日、恒例の蔵王地蔵尊例大祭が行われました。夏登山シーズンが宣言され、登山の安全が祈願されました。
コロナの規制も緩和され、登山やトレッキング、そして観光に訪れる方々にも安堵の様子が感じられます。
新緑の眩い耀きが峰を登るように日毎に感じます。池塘(湿原)を見てみると、一輪二輪と数える真っ白で可憐なヒナザクラが咲き始めていました。イロハ沼の湿原にはタテヤマリンドウがいち早く咲き、6月は日を追うごとに高山植物が咲き揃っていきます。
蔵王大露天風呂は4月下旬から始まっていて、6月からは「夜間特別開放」が始まります。土曜日を中心に18:30~21:00まで、特別日程で営業されるそうです。詳細についてのお問合せは、電話番号:023‐694-9417へお願いします。
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![]() ムラサキヤシオツツジ |
![]() お釜の朝焼け |
ドッコ沼の由来は、この沼にさしかかったところ、にわかに龍が現れました。呪経を唱え独鈷を水面に投げ入れると、竜は静かに沼に沈み再び姿を現しませんでした。それ以来この沼を独鈷沼と呼び、龍を水神様として祀りました。ブナ林の新緑が水面に映る静かな佇まいに集う、四季を通して人気の場所でもあります。
ブナ林や落葉広葉樹林帯の林床に見られます。白いオオカメノキやムラサキヤシオツツジとタムシバ(白)が多く見られる低木です。重ね合わせて見られることもあります。オオカメノキは小正月によく団子を刺した風景が見られます。その団子を刺した木・タムシバの小枝は、昔山仕事をしている人達が箸に使っていて、噛めば噛むほど甘みが出ることから、噛む芝がタムシバになったとの言い伝えがあります。
6月下旬になると、特に目立つ花としてはイワカガミです。お釜を背景に群生するイワカガミは圧巻です。ロープウェイ側から熊野岳に登ると、石室手前あたりや名号峰方向からロバの耳コース方面に群生が見られます。レストハウス駐車場から熊野岳馬の背コースの西側、珍種白花イワカガミを見つけられれば大当りです。