桜シーズンの開花状況は例年より12日間位早く咲き始めました。20日、西蔵王高原の牧場付近を歩くとオオヤマザクラが咲いていました。例年ですと5月の大型連休頃が見頃となります。淡いオオヤマザクラとようやく芽吹き始めた新緑のコラボレーションにはこれまでに無い感動を感じました。通常、桜が咲き終わった頃から芽吹き始めますが、気温の高い日が続き、新緑の若葉が例年より早く芽吹いたために、見ることができた素晴らしい光景でした。
高原付近はまだまだ雪原の世界です。高山植物が咲き始めるのはまだ先になりますが、里山ではタムシバやミズバショウ、キクザキイチゲ(紫と白)などが咲いていました。
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鮮やかな赤い実が特徴で、非常に長い期間見ることができます。特に葉の緑色が鮮やかで、実が真っ赤でも名前はアオキです。里山によく見られ、低木でシナリの強い丈夫な木です。四季を通して緑色の葉をつける常緑樹です。
花の咲き方と葉の付き方がとても印象的で目につきやすいとても愛らしい可愛い花です。低木で細い幹ですがシナリが強く、雪の重みに耐えながら生息しています。
鴫の谷地沼湖畔に咲くキクザキイチゲは、雪解けが終わると雪の重みで敷き詰められた枯葉を割るように咲き始めます。斜面に咲き誇る花は枯葉もなく可憐に咲き、紫色と白い花が並んで咲いていると愛らしさが感じられます。