ピーナッツきな粉餅(粉) | |
素焼きピーナッツ粉末 | 大さじ2(30g) |
きな粉 | 大さじ1 |
三温糖 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2 |
餅 | |
切り餅 | 8個 |
豆乳寒天ピーナッツきな粉 | |
ピーナッツきな粉は上記の通り | |
市販の粉寒天スティック | 4g |
無調整豆乳 | 250cc |
水 | 300cc |
市販の黒蜜 | 適量 |
※水、豆乳の量はお好みで |
受験シーズンに入って来ました。近頃では、前年秋に実施される推薦入試やAO入試(学力試験以外の高校の成績や面接による入試)が増えて来ましたが、それでも多くの入試はこの1月から3月に集中します。この時に向けて多くの時間を費やして来た受験生には是非、全力を出し切って頂きたいと思います。
さて、今月のお料理はピーナッツきな粉餅です。脳のエネルギー源になる炭水化物が豊富で、消化に良いお餅を中心にした副食です。ピーナッツは血管に有効な機能性成分を含んでいます。オーストラリアで薄皮付きの無塩ピーナッツが脳血管の流れと認知能力を高めるかどうかが調べられました(Nutr Neurosci.2017;20(10):555-562)。61人のボランティア(男性29人/女性32人、65±7歳、BMI31±4kg/m2)が通常の食事のみと通常の食事+ハイオレックピーナッツ(56~84g/日)の食事をそれぞれ12週間にわたって摂取しました。その結果、図のようにピーナッツを摂った群では脳血管反応性(CVR)はピーナッツを摂らなかった群に比べて右脳において約9%、左脳において約8%大きくなりました。この脳血管反応性が高いと脳の血流が良くなり記憶力が向上すると共に、脳梗塞などの再発も低下することが知られています。この他にも、ピーナッツ摂取群では短期記憶、言葉の流暢さ、および情報の処理速度もピーナッツを摂らなかった群よりも統計的に高い数値を示しました。この研究ではピーナッツを定期的に摂取すると、脳血管機能と認知機能が改善されることが明らかになりました。
これから冬も本番になって来ます。受験生の皆さんは体調管理に気をつけて、ピーナッツきな粉餅で受験に備えて下さい!