ピーナッツチョコ | |
素焼きピーナッツ | 35g |
柿の種 | 10g |
市販の板チョコ | 50g |
2月14日はバレンタインデーです。すっかり2月の風物詩となりました。近頃では、女性から女性への「友チョコ」や男性から男性への「強敵(とも)チョコ」など形態も多様化しているようです。いずれにせよ、お菓子で幸せになれるなんて素晴らしいことです。さて、今月はそのバレンタインデーにうってつけの手作りピーナッツチョコレートです。ハートの形も可愛いですね。
バレンタインデーでの求愛活動での脳活動で重要なのがドーパミン作動性神経と呼ばれるものです。この神経から放出されるドーパミンは快い感情や学習効果をもたらしてくれます。ちなみに求愛活動は生物学的には学習に分類されます。このドーパミンと求愛行動との関係は動物では既に確認されています(Nature(2012)489,7414)。しかし、この恋愛と関係の深いドーパミン作動性神経はストレスや薬物に弱いことも知られています。これを助けて、ドーパミン作動性神経を守ってくれるのがピーナッツやチョコレートに豊富に含まれるポリフェノールです。今回のレシピで、ピーナッツを薄皮付きのまま使用し、市販の板チョコを高カカオチョコレートにすれば1人前あたり2500mg以上のポリフェノールを摂ることが出来ます。このポリフェノールは投与量に応じて図のようにドーパミン作動性神経細胞を守ってくれるのです。(Drugs Aging(2003)20(10),711-721)。ちなみに、ここで使われている神経毒はメチルフェニルピリジンといいドーパミン作動性神経を特に傷つける毒です。
バレンタインデーにピーナッツチョコレートを贈って、大事な方の脳を守ってあげてください。また、そのお気持ちが相手に伝わりますように!