材料 | |
鶏もも挽肉 | 400g |
豆腐 | 200g |
ねぎ | 1本 |
卵の白身 | 2個 |
パン粉 | 大さじ8 |
塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 少々 |
素焼きピーナッツ | 8小袋(約72g) |
調理たれ |
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砂糖 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ2 |
酢 | 小さじ4 |
醤油 | 大さじ3 |
みりん | 大さじ5 |
食べる時のたれ | |
卵の黄身 | 2個 |
今月は桜の季節を前にして、“花より団子”から、みたらしつくねの串ものです。甘辛いたれを想像しただけで食欲が湧いてきます。ちなみに、みたらし団子の起源は京都の下鴨神社にあるそうです。今回のピーナッツ衣のみたらしつくねは、ヘルシー食材の鶏肉が中心的な役割を果たします。特に、今回のレシピには、更にカロリーを減らして、ふわふわの食感を与えてくれる豆腐を1/3も含んでいるのは嬉しいですね。この滑らかな口触りのつくね素材に、アクセントを付けてくれるのがピーナッツです。つくねの周りにまぶして焼くだけで、1人前18gものピーナッツを摂ることが出来ます。これで、つくねだけでは不足する食物繊維やビタミンEなどを補うことが出来るのです。
さて、今回の中心食材・鶏肉は世界的にその健康効果が注目されています。この鶏肉加工品に関する栄養学的な研究がイギリスでなされました(Food Chem. 2013;138(2-3):1749-56)。この研究では、スーパーで売っているチキンバーガーとチキンナゲットについて、その脂肪組成を徹底的に比較しています(図参照)。その結果、チキンナゲット廉価品は、標準品よりもパルミトレイン酸、α-リノレン酸の濃度が高かったのですが、チキンバーガーでは廉価品と標準品の脂肪酸濃度に有意差は見られませんでした。全般的に、加工品は、鶏肉そのものよりもずっと高い脂肪含量および飽和脂肪酸を有していました。手作りがヘルシーかもしれませんね。
ちなみに、みたらし団子は、西日本では5個を串に刺すことが多く、東日本では4個を串に刺すことが多いと言われていますが、今回のピーナッツ衣のみたらしつくねは3個が見た目もよく、食べやすいようです。