揚げピーナッツ入り生春巻き | |
むき海老 | 10尾 |
お酒 | 大さじ1 |
塩胡椒 | 少々 |
鶏むね肉 | 1枚 |
塩 | 少々 |
カニカマ | 10本 |
素焼きピーナッツ | 60g |
落花生(サラダ油) | 大さじ1 |
サニーレタス | 5枚 |
きゅうり | 1本 |
大葉 | 10枚 |
ライスペーパー | 20枚 |
スイートチリソース | |
酢 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
豆板醤 | 小さじ1 |
おろし大蒜 | 1片 |
塩 | 少々 |
片栗粉 | 小さじ1 |
水 | 小さじ2 |
オイスターマヨソース | |
マヨネーズ | 大さじ4 |
オイスターソース | 大さじ1/2 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
※ソースはお好みでスプーンで掛けて召し上がれ。
※見せたい具材を最後に巻くと見栄えが良くなります。
今年は雪が少なく、暖冬だと言われています。確かに、東京でも厳寒を感じることなく、節分(立春の前日)を迎えようとしています。さて、今月は、エスニック感満載の揚げピーナッツ入り生春巻きです。低カロリーで多種の食材を摂ることが出来る早春に嬉しい料理です。生春巻きにはご存知のように、ライスペーパーを使いますが、ピーナッツと米粉の両方に含まれるのが、今注目のケルセチンです。ケルセチンは、ポリフェノールの仲間で、主要な食事性フラボノイドです。ケルセチンが含まれる身近な食材は、茶、玉ねぎ、リンゴ、ピーナッツ、米などです(Mini Rev Med Chem 2019 Jun 17.doi:10.2174/1389557519666190617150051)。ピーナッツや米粉に含まれるケルセチンは私たち自身の免疫を向上させたり、冬場に問題となるウイルスに対する抵抗性を持たせたり、さらには花粉症の症状を抑えたりすることも報告されています(Molecules 2016;21(5).pii:E623)。加えて、女性に嬉しい報告として、ケルセチンが女性ホルモン(エストロゲン)補充療法等で懸念される子宮体がんなどを抑制する可能性が発表されました(J Med Food 2015;18(12):1307-16)。この研究ではネズミの子宮を用いて、エストロゲン単独、エストロゲンとケルセチンの組み合わせ、あるいはケルセチン単独を7日間与えて、子宮の異常な細胞増殖を観察しています。その結果、図に示すように、エストロゲンを補充しても、少量のケルセチン(10あるいは50μmg/kg/日)を一緒に食べれば、子宮の異常な形態や増殖を抑えることができることが分かりました。ピーナッツ1g(1粒)にケルセチンは15.85μg含まれていますから(J Agric Food Chem 2013;61(11):2875-82)、体重50kgの方が10μmg/kgのケルセチンと摂ろうとすると32粒が適量となります。