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【第7回】冷しゃぶ特製ピーナッツだれ

冷しゃぶのタレ

 材料(5人前)

たれ
素焼きピーナッツ 60g
すり胡麻 大さじ1
小さじ2
醤油 大さじ3
粉山椒 少々
豆板醤 小さじ1
にんにくすりおろし 1かけ
生姜のすり汁 小さじ1
ねぎみじん切り 大さじ1
砂糖 小さじ1
はちみつ 小さじ1
具材
しゃぶしゃぶ用豚肉 500g
レタス 適量
トマト 小 5個
えのき 2袋
しめじ 適量
人参 1/3本

 

作り方

  1. フードプロセッサーに素焼きピーナッツを入れ、10秒位ずつ粉砕してはかき混ぜを数回繰り返す。粉末ピーナッツをすり鉢にあけて、スリコギ棒でペースト状になるまで擦っていく。
  2. ボールにペーストピーナッツ、その他の材料を入れ、良くかき混ぜる。
  3. レタスは洗って水切りをしてお皿の下に敷き、トマトは1/4にカットする。
  4. 人参は1口大に切り、えのき、しめじから沸騰した鍋に入れ火が通ったら氷を入れた冷水で冷やし水を切って盛り付け。
  5. 豚肉もお湯につけしゃぶしゃぶして色が変わったら冷水につけ水を切って盛り付け、特製ピーナッツだれをかけて出来上がり。
自称ピーナッツ料理研究家 鈴木和雄 ※本業は、でん六常務取締役。
妻、息子2人、双子の娘持ち。妻との共生と脳の活性化を目指し、何より美味しいものが食べたいと週に1度家族に料理を提供して4年目になる。井上教授のお話を基にピーナッツを使ったメニューを調理します。

スライド1

暑い日が続いています。こんな時は胃腸が弱っていてあっさりしたものが欲しくなります。今月紹介する冷しゃぶ特製ピーナッツだれはサラダ感覚で、蛋白質や脂肪も摂れる栄養的にバランスのとれた料理です。この料理に使用されているピーナッツと豚肉にはお互いに、たくさんのビタミンB1(チアミン)が含まれています(J Agric Food Chem. 1970;18(5):921-5)。このチアミンはご存知の通り、日本の鈴木梅太郎博士が発見しました。チアミンは炭水化物や脂肪などの分解や代謝に利用され、不足すると脚気や神経炎などになります。

このチアミンがお酒から肝臓を守ることが動物実験で示されました(Eur Rev Med Pharmacol Sci. 2015 19(4):664-70)。この研究では、チアミンあるいはチアミンが身体に吸収されてから変換されるチアミンピロリン酸のアルコールによって引き起こされるラットの肝臓障害予防効果について検証されました。この研究ではラットを4つの群、すなわち、アルコールだけを飲む群、アルコールとチアミンを飲む群、アルコールとチアミンピロリン酸を飲む群、アルコールを飲まない群に分けられました。実験は30日間続き、肝臓を保護する成分・グルタチオンや肝臓が壊れた時に見つかる損傷DNA物などが測定されました。その結果、肝臓を保護する成分・グルタチオンや肝臓が壊れた時に見つかる損傷DNA物の両方において、アルコールだけを飲んだ群とアルコールとチアミンピロリン酸を飲む群との間で統計的に有意な差が認められました(図参照;p<0.01)。これらの差はアルコールとチアミンを飲む群との間には見つかりませんでした。つまり、アルコールを飲む時に、冷しゃぶ特製ピーナッツだれを飲む少し前に食べるのが効果的ということです。

慶應義塾大学 医学部教授 1961年福岡県生まれ。 医学博士、 理学博士。
専門分野は薬理学、 生理学。 平成22年度文部科学大臣表彰。 食と健康についての造詣が深く、 わかりやすい解説に定評があり、 雑誌 ・ テレビ出演も多い。
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