でん六は「SDGs経営」に取り組みます。
世界は今、困難な局面を迎え、社会や消費者からの企業への要請も変化しています。さまざまな喫緊の課題を解決し、より良い未来を創りたいという人々の願いと思いをひとつに、「豆を究め、喜びを創る」でん六だからできることに向き合わなければなりません。そこで、「社会と地球の未来を変えよう」「でん六を革新しよう」──まずはそんな使命感を持つことで、従業員のみなさんが働きがいや幸福感を感じてほしいと考え「でん六SDGs宣言」を行いました。
私は1924年の創業以来、約一世紀となるでん六の歴史に「難所にこそ好機あり」という実感を得ています。でん六が本社と蔵王の森工場を構える山形県は、人口減少により経済が縮小し、活気が失われていくことが懸念されています。これから「真に豊かな山形」の実現に向けて、企業としてもっとお役に立ちたいと考えています。そして、地球規模での温暖化による自然災害の発生や食糧不足、環境破壊を抑制するという持続可能性を高める活動に取り組むことが、従業員が一丸となってでん六の本業に磨きをかけることにつながり、必ず世界の持続的な発展というSDGsの目標達成に貢献するものと考えています。
でん六ではこれまでも、「顧客第一主義の経営」「相互信頼の経営」という経営理念の実践と通じ、企業の社会的責任を遂行してきました。
例えば、「節分は日本の伝統文化を子どもたちに知ってもらうチャンス」だととらえ、企画商品や学校給食といった商品企画、鬼面のプレゼントなどで親しみやすく訴求する一方で、業界に先駆けて商品パッケージの裏面に誤嚥防止の注意書き表示を行い、事故防止にも努めています。ほかにも、地元山形県内の大学などと共同研究し、豆の健康機能性についての情報発信を行っています。
また、「地域農業振興協定」を締結する山形県・金山町では、落花生農家のみなさまと月例の栽培会議を開催するなど信頼関係を築きながら落花生栽培・商品化の支援を行い、「蔵王の森工場」では操業開始時から排水処理リサイクルによる肥料づくりや緑化に取り組み、地域と地域の農業の持続可能性を高める活動を継続してきました。「山形花笠まつり」にあたっては山車とイルミネーションアーチへの協賛や社員チームのパレード参加を、Jリーグチーム「モンテディオ山形」の公式ユニフォームスポンサーとなり冠試合を行うなど、ふるさと愛や誇りを育む活動も行っています。
SDGs経営の推進に取り組むことで、持続可能な発展への貢献はもとより、こうした社会貢献活動も一層加速させてまいります。
#でんちゃんが聞いてみた
SDGsに対する想いを
鈴木社長にインタビュー
「でん六SDGs宣言」をどうやって実践していくの?
どんな“ゴール”をめざしているの?
SDGs経営で山形にどう貢献したい?
社長がプライベートで行っているSDGs活動は?