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【第14回】落花生の美容効果 でんちゃん

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今回、冒頭の題目として「美容効果」と書かせて頂きましたが、美容の定義は一様ではありません。顔や身体、肌などが美しいことと辞書などにはありますが、これは国・地域や時代によって変遷があるもので絶対的なものは存在しないのかもしれません。一方で、本来の身体が持つ生理的な力が備わることが顔や身体、肌の健康に寄与し、その人の美しさにつながることは間違いないように思います。それでは、身体が持つ生理的な力とはどのようなものを指すのでしょうか。これは身体が十分な水分を保持し、細胞の新陳代謝が進むことが基本となります。私の個人的な意見ですが、多くの人に共通する良い美容とは血管の若々しさに他ならないと思っています。酸素や栄養成分を身体の隅々にまで送り込み、二酸化炭素や老廃物を回収できれば、細胞が元気になり、新陳代謝が進むことは間違いありません。血管の健康はお肌や髪などに影響してきます。私たちはそのために血管を丈夫でしなやかにしておく必要があるのです。

本年の3月に発表された栄養学の興味深い論文がありました。落花生の油は他の油に比べて血管を傷つけないというものです。平均26.7歳の肥満傾向の男性15名に、1200キロカロリーに相当する落花生と異なる油を含むコントロール食とを食べてもらいました。食後4時間で血管内皮(血管の内側部分)の血流依存性血管拡張反応(これをFMDと言い、血管のしなやかさの指標になります)を調べたところ、コントロール食はしなやかさが3.0%低下していたのに対し、落花生は1.5%しか減少しなかったのです(図参照; J Nutr 2017 March 29; Acute Peanut Consumption Alters Postprandial Lipids and Vascular Responses in Healthy Overweight or Obese Men)。つまり同じ油であっても落花生の場合には血管を傷つけないことが報告されています。

ちなみに、落花生を食べると吹き出物が生じるというのはたくさんの論文を探してみましたが確認できませんでした。皮脂の分泌量が急激に増える思春期には落花生の油も気になるのかもしれませんね。

慶應義塾大学 医学部教授 1961年福岡県生まれ。 医学博士、 理学博士。
専門分野は薬理学、 生理学。 平成22年度文部科学大臣表彰。 食と健康についての造詣が深く、 わかりやすい解説に定評があり、 雑誌 ・ テレビ出演も多い。
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