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【第17回】落花生の整腸効果 でんちゃん

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落花生を用いた健康効果に関する研究が実施されました。16名の健康な女性(45.1±6.0歳)に毎日30粒の落花生を8週間食べて頂いたものです(落花生の摂取率が期間を通して95%以上の被験者のみデータとして採用しています)。このような研究は日本では大変に珍しく、私たちも注目しておりました。このたび、その結果が一部公表されましたが、欧米の同様の研究と同じく、明らかな便通の改善が見られました。

16名全員の平均では、図左のように便通改善の傾向は見られましたが、統計的な有意差は見られませんでした。一方で、落花生を摂取する前に便通が週4回以下の便秘傾向の方だけを対象として、落花生摂取前後の便通回数を比較しますと、図右のように統計的有意に便通回数が増えました。これらの結果は、欧米での先行研究とも一致します。例えば、Int J Obes(2008)32,322-328の“Peanut digestion and energy balance”と題する論文では、7~9日間、70gの落花生を摂取していますが、糞便の重量は落花生を摂取していない時に比較して14%程度増加しています。加えて、これらの先行研究では糞便の中に排出される脂肪分が多くなることも報告されています。この糞便中の脂肪分の増加は落花生に豊富に含まれる食物繊維などの影響だと考えられます。

食物中の余分な脂肪を糞便に排泄してくれるとなると気になるのが、体重の減少です。そもそも本試験では、BMI(肥満度の体格指数)が平均27.6±3.1と「前肥満(WHO基準)」の方々が対象となっていますので、8週間後の体重への効果が期待されました。しかし、結果として、体重の変化は観察されませんでした。これは8週間という比較的短期間の試験であったこと、あるいは季節的な要因などが考えられます。今後、更なる研究が望まれますが、今回の研究は日本人を対象としていて、更には比較的食べやすい量の落花生を用いたということで貴重な基礎データとなると思います。

慶應義塾大学 医学部教授 1961年福岡県生まれ。 医学博士、 理学博士。
専門分野は薬理学、 生理学。 平成22年度文部科学大臣表彰。 食と健康についての造詣が深く、 わかりやすい解説に定評があり、 雑誌 ・ テレビ出演も多い。
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